2014年2月2日日曜日

謙虚であるという事

 
でまち野菜

私は長いこと食べものを扱う職場で働いている。
でも、実際に食べものに触ったり、料理したりはしない。

食べものの現場監督のような仕事。
食べるだけの受け身でもこの仕事は成り立ってしまう。
 ちょっと怖い。

去年の夏。道の駅への納品で夫に同行した。
自分の育てた野菜を大事そうに納品する人たちを
見ながら、ガツンと感じ入った。

作りもしない、触りもしなくとも、経験から分かったような
気になり、そこそこの仕事はこなせ、管理職になる。
今の私になにがあるのだろうか。

人は、自分の手で育て、触り、作り、そして始めて
謙虚になるのだと、思い知る。

自分で手を動かさなければ。
自分の体を動かさなければ。

経験は絶えず動いて積み重なっているのだと思う。



つがね食堂   ママン