2014年2月28日金曜日

津金空


東京空


通勤途中、東京冬の朝空。

雲がななめ真っ直ぐに切れ、そこからうす水色の空がのぞく。
これから一日が始まる。

もう十数年見慣れた東京空。

ふと、津金の青い空を懐かしくおもう。
たった4年ばかしのお付き合い。

澄んだ津金の青い空をおもう。



つがね食堂   ママン


2014年2月27日木曜日

ヤンソン氏の誘惑

まだまだヤンソン氏



ある日、荻窪でご夫婦がされているフィンランドな
カフェにランチ時行ってみました。

そこのメニューで初めて知った、ヤンソン氏の誘惑。

これは‥もしや‥森の仲間ときのこのクリーム系の‥
そんな‥なんか、ちょっと言葉にするのがハズカシイ系か‥
どうする‥と、しどろもどろになりながら、でも注文してみました。

出されたヤンソン氏は、グラタン風の美味しい食べ物でした。
 なんだ。美味しいじゃない。たのんでよかった。

ヤンソン氏の誘惑とはフィンランド料理で
じゃがいも・たまねぎ・アンチョビに生クリームや
チーズをかけたり、和えたりして焼いたオーブン料理でした。

以来、3度ほど立て続けに作っていますが、今ひとつピンと来ません。

レシピ通り、じゃがいもを千切りにすると、クリームなどとうまく絡まず
なんかパシャパシャしたり‥

ここはひとつ、津金ファームで美味しいじゃがいもを作ってもらい
素材の味を活かしたヤンソンさんにしましょう。

しかし、もう少し研究します。
つがね食堂のメニューになれるよう、そこをなんとか頑張りましょう!



つがね食堂   ママン

2014年2月26日水曜日

雪町エレジー



東京雪町


東京大雪の日、大塚コースへと打って出た。
※大塚コースとは、5件のなじみの店のうち、3件を訪ねるコース

まずはお江戸一番の居酒屋で、たる酒をぬる燗で。
今や店主の風格の娘さんと、トマトの話しなぞ。
そろばんでのお勘定。誕生日の夫にと、お勉強くださる。

お次は、大塚生まれ、育ちのマスターのバーへ。
こんな大雪の日に開いてるかな‥と心配しいしい。

開いててよかった‥(私)、開けててよかった‥(マスター)。
と、うつむいて言葉を交わす。 

ここでも山梨談議。
マスターの奥さんは、山梨の生まれだと。
奥さんの実家地域での餅。みかんを丸ごと入れたり、青海苔や
少し砂糖なんかも入れて、半づきにするという。
食べてみるかと言われ、いただく。
ほんのり甘く、懐かしいような味。

雪の日。先客は帰り、静かなバーで餅をいただく。

しめは、ドメスティック中華。
3人の子供たちがキビキビ立ち働き
お父さんが鍋をふり、お母さんが笑顔で運ぶ。

嗚呼‥ここは大塚


つがね食堂   ママン


2014年2月25日火曜日

がね

「がね」じゃない



鹿児島生まれのMちゃんより、がね
という食べものについて聞く。

がねとは、さつまいもを千切りにして小麦粉を
混ぜて油で揚げたもの。
形がカニに似ていて、カニのことを
鹿児島弁でがねと言うから。

「鹿児島に帰った時、がねを作ろうとしたら
私の好きな黄金千貫(コガネセンガン)がなかった。
安納芋にとって変わっていた。その方が売れるらしい!」
と、憤慨するMちゃん。 

Mちゃんは違いのわかる女だ。本物のわかる女だ。

Mちゃんの言う、がねという食べものを想像レシピで作ってみた。
さつまいもがなかったので人参で。

実に素朴な味。

出来上がった人参がね写真をMちゃんに見せる。

しばらくジッと見た後、「違う。これはかきあげです」と、言う。

がねというのはね。
もう、安っぽい味なの。さつまいもをガーっと千切りにして
たまねぎもガーっと千切りにして、砂糖をポイと入れて
小麦粉をガーっと入れて、ガーっと混ぜて団子みたいにして揚げるの。

法事なんかでおばちゃん達がわんさか作るの。
で、帰りにビニール袋に煮物やなんかと一緒に入れて
持ち帰るの。がねはね、法事の味。

そう、Mちゃんは愉しそうに話す。



つがね食堂   ママン










2014年2月24日月曜日

犬猫

しっぽちゃん


津金ファーム周辺には、意外にネコが沢山います。

ネコ好きの夫にとっては嬉しいことです。

夫はある日、移動しようとファーム入り口に停めた
軽トラに乗り込もうとしたところ、運転席でネコちゃん
うたた寝中。夫もネコちゃんもお互いを見てびっくり!
のどかなヒトコマでした。

ネコ好きなY子さんが昨年、のらを手伝いに来て
くれた時、畑でネコを発見しました。
Y子さんに見せようと、通り過ぎるネコに、「ネコ!!」
と、大声で叫んでみました。

ネコ立ち止まる。

Y子さんはすぐさま、ネコに分かる言葉を操りネコと
会話をはじめました。


どちらかというと犬好きの私は、東京の猫町に住んでいます。
そこここにいるネコたちは、私のことを異邦人の目で見ます。

そして、たまに見かける犬たちは、私のことをジーと見ます。
徒歩通勤途中、すれ違いざまの散歩犬は、私がぶら下げて
持つ弁当をクンとにおったりします。かわいい。

私は犬を見ると、話しかける前に頭のにおいを
かぎたくなります。
両手で顔をガシッとつかんで、頭のにおいをクンクン
嗅ぎたくなります。

野生の習性でしょうか。

昔、飼い犬にそれをやり過ぎ、飼い犬のガマンを超えました。



つがね食堂   ママン





2014年2月23日日曜日

まきば

まきば絶景


清里の駅から、うんと山の上までいくと
まきばなんとかという場所があります。

標高千メートルを超える高い場所にあります。

そこには、レストランと土産物屋があります。
そこの土産物はなかなかよいです。
山梨土産を買うときはここに来ます。

そして、なんといっても絶景です。
くっきり澄んだ日は富士も見えます。

みんな富士山好きです。私も好きです。
何度見ても、「今日は富士山を見ました」と
なにかこう‥しるしたくなるのが富士のような気がします。

まきばなんとか。おススメです。
是非おでかけ下さい。

清里、まきば、などカーナビに入れると
多分行けます。



つがね食堂   ママン



2014年2月22日土曜日

雪の世界

"High Winds White Sky"   Bruce Cockburn


先週の大雪から一週間。
つがね食堂の周りは
今も一面の雪景色が広がっています。




風が雲を、そして憂鬱を吹き飛ばしてくれますように。



つがね食堂 ホール係

2014年2月21日金曜日

食欲

食卓


食卓は、美味しい料理と、愉しい会話。
理想な食卓。そうありたい。

我々の食卓もそうあれるよう。

その近くにいるハズなのに。
愉しい会話を弾ませながら競い合う。
静かに、にこやかに競い合う。

年をとったら、美味しいものをちょっぴりと。
そう言われるが。そうなりたいが。

競い合うように食べてしまうのだ。



つがね食堂   ママン

2014年2月20日木曜日

人生いろいろ

自然乾燥


蜷川実花(写真家・映画監督)さんの話していた事。

これまでは自分と時代が合っていた。
これからもそう行くとは限らない。
これから先、時代に合わなくなって来たら
じっと待っている。あがく事なく待っている事が大事。

と、いうようなお話。

ナルホドなと関心する。
そうだそうだと思う。

ご飯を食べている夫にその話を聞かせてあげる。
箸を止めずに「ふ~ん」と言う。

「次の時代が来なかったらどうするの?」と、笑顔で言う。

蜷川実花さんは、みうらじゅんとは違う生き方のひと
なんだろうな、と、ふと思う。



つがね食堂   ママン

2014年2月19日水曜日

生まれ変わり



今度生まれ変わっても、人間がいいな~
できれば女に生まれて、女の子をふたりくらい
産んで、平凡な幸せな家庭。

そんな、世の中で一番難しいことを想像して
いたけれど、今朝その思いは変わった。

通勤途中に、犬猫を見ながら。
決定打は、黒猫のうしろ姿。

どんな気分でいるのか思い知らないが
ゆっくりと歩くその後ろ姿を見てから。

動物に生まれ変わりたいと思った。

じゃがいもなどの植物に生まれ変わっても
いいなと思っていたけれど、動物がいい。

毛が生えた四足のけものがいいと強く思った。



つがね食堂   ママン





2014年2月18日火曜日

トマト集落

小さく復活


上津金は、その昔トマトで栄えた集落だったそうです。
トマト集荷車がくるほどに、集落一帯で栽培していたそうです。
トマトのおかげで子供たちは学校に行け
家が建つなど、それはそれは。

「もう、朝から晩まで働いた。
奥さん、しっかり旦那を働かせなさいよ」

と、おじいちゃんは話してくれる。

高齢化の上津金集落は、手のかかるトマト栽培を
もう大きくはやらない。自家用に小さく育てている。

そんな中、夫は大きめにトマトを栽培しているので
集落のおじいちゃん、おばあちゃんはジッと見守ってくれる。

自家用を作っているにもかかわらず
「人に持たせるから」と、わざわざ津金ファームの
トマトを買ってくれたりする。

「苗をちょっとばかし分けて欲しいずら」と、夫の苗を
買ってくれたりする。

嬉しいな~と思う。
応援してくれている気持ちと、ボニータの美味しさが
伝わり始めている、その両方。

さあ!今年もがんばって美味しいトマト育てるずらよ!



つがね食堂   ママン


2014年2月17日月曜日

女は度胸

基地建設


迷うこと。ためらうこと。
いくつになってもあるものだ。

迷う言葉はしまっておいた方がいい。
そう思う。

迷うこと。それが、ひとを故意に傷つける
ようなことでなければ、やっておいた方がいい。
今は、そう思う。

今やってみたいこと。

洋食屋さんでカレーライスをたのみ
スプーンをコップの水に浸けてから食べること。

一度やってみたい。



つがね食堂   ママン

2014年2月16日日曜日

思い出食堂

思い出食堂

気になる店には行っておいた方がいい。
いつか、いつかと思っていたら
なくなっていることが続いたので。

特に、おじいちゃん、おばあちゃんのやっている店。
それは突然に店を閉じる。

ずっと気になっていた、近所にある洋食屋さん。

おじいちゃんコックさんが出てくると期待していたら
キリッとしたおじさんコックさんだ。

頼んだオムライスはシンプル。
is best な味で週刊文春を読みながらいただく。

後から、男ひとり客、女ひとり客が入ってくる。

土曜午後2時過ぎ。
3人の客がそれぞれ目を合わせることなく
もくもくと喰らう。



つがね食堂   ママン


2014年2月15日土曜日

過去のない男

基地Cafe パート2

カウリスマキづいている。
昔見た「過去のない男」をまた見た。
暴漢に襲われ、記憶を失った男が
新しい生き方をする話。

案の定、若いころに見た印象とは違った。
今の方が断然面白く感じる。

犬が出てくる。
すごくいい演技をする。
しゃべれない のに、芝居をしているかのような犬。演技派。

スープが出てくる。
美味しそうなのか、不味そうなのかわからない
ようなスープ。

フィンランドの料理を、イタリア首相が酷評した
というが、果たして本当に不味いのか。
一度、フィンランドで食べてみたい。
多分、しみじみ美味しいような気がするのだけど。

シンプルに感じるカウリスマキの映画。

あらためて思うのは、最初からツルンと何もないシンプルでなく
結果そうなったシンプル。

通る道をしっかり通り、ごたごたグズグズ言わず
シンプルに集約された。

そういうのを、いいなと思うのです。



つがね食堂   ママン


2014年2月14日金曜日

チャンプルー

煮込み


トマトベース・じっくり焼き・塩豚・ギリシャのチーズ。
美味しいとこ全部入れて煮込んでみました。

案外、美味しさは倍増するのでなく、フラットな美味しさでした。
なるほど。


写真のスープカップは以外に大きく、直径14cm 。
山梨県鰍沢に向かう国道沿いのガラクタ屋で買いました。
毒々しいみどり色の、パコパコしたスープカップは100円なり。

鰍沢(かじかざわ)は、静かな山あいの素敵な場所です。
昔は、何かで栄えていたそうです。

つくたべ館という食堂?で食べさせてくれる
「みみ」という食べものはとても美味しいです。

山梨名物ほうとうは一度も食べに行ったことが
ありませんが、みみはわざわざ何度も食べに行きました。
本当に美味しいので、おススメします。



つがね食堂   ママン

2014年2月13日木曜日

文体

  
野菜蕎麦@蕎麦カフェ

メールでは誤解を招く事があります。
一番いいのは会って話す事です。
メールは時として有効ですけれど、その
バランスが大事です!

と、言う人がいました。ごもっとも!

かもしれませんが、私は鵜呑みにしません。

文章は、隠すこともできるけれど
隠せないこともあると感じるからです。

私は職場での休憩時間
毎日NHK連続テレビ小説を見ます。
が、訳あってひと月近く見ることができませんでした。

じくじくしている私に、Mちゃんは毎日内容を
メールしてくれました。

彼女の目を通したテレビ小説は、もう面白い。
彼女の文体はくっきり必要な場面を伝えてくれます。

文体はそのひとです。
メールであろうと、手紙であろうと
そのひとなのだと思いました。


つがね食堂   ママン


2014年2月12日水曜日

Y本さん

ローザビアンコ


津金ファーム近くに、素敵なカフェがあります。

そこは昔、Y本さんという若い女性が切り盛りされていました。

Y本さんの料理は、それはセンスがよくて惚れぼれしていました。

Y本さんは料理だけでなく、芸術にも造詣が深く
津金周辺でアートな催し物を開催されたりすごい方でした。

私は彼女の下でいつか働いてみたいと思って
いましたが、彼女は今、別の場所に移られたみたいです。

彼女はムダなことは言わないような雰囲気のひとでした。
すごく信頼できる感じの方でした。

彼女を見ながら、私はなんとムダ口の多い人間なのかと。
特に、失敗をとりつくろう時。

大人の社会人としてみっともないのです。

彼女の下で働き、この根性をたたき直したかったです。

残念です。


つがね食堂   ママン

2014年2月11日火曜日

トマトパン

トマトパン

トマトベースを使ってトマトパンを作ってみました。
水のかわりにトマトベースで発酵させました。

只今、月いち5回コースのパン教室に通っています。
パン作りはもとより、料理にまつわるあれこれも教わり
すごく面白い教室です。

一番最初に習ったルヴァン・プチという
小麦粉・塩・砂糖・生種・水
だけで作るシンプルなパン。

特別パン好きではなかったものの
しみじみ、美味しいな~と思えるパンでした。

先生はためになることをポツリと教えてくれます。
とても大事なことです。

同じものを何度も何度も作ってみること。
そうすると自分のものになる。

当たり前のことかもしれませんが
私は忘れないようにしようと思います。

トマトパン。
何度も何度も作ってみて、つがね食堂の
定番パンにします。いつか。



つがね食堂   ママン

2014年2月10日月曜日

DRIVING

津金ドライブ

私は45歳で運転免許を取った。
若者に交じって。ものすごく頑張った。

わが人生において、受験以来に頑張り
これから先、あんなに頑張ることはもうない。

一年に数回運転する。
まだ、高速道路で運転したことがない。

そのことを、同僚のG山さんに話す。
「なんで!?前だけ見て走ればいいのよ!
ぶつかったら後ろの車が悪いのよ!」と、言う。

G山さんは、アメリカのハイウエイも走ったことがある。
ハイウエイでトラックの運転手にウインクしたこともある。

G山さんは還暦越えだが、今もアクセル全開である。
面白いひとだと思う。好きなひとだなと思う。



つがね食堂   ママン

2014年2月9日日曜日

おじいさん

ブラックビューティ


仕事を終え職場を出て最初の信号待ち。

青に変わるのをまっていると、工事現場の
棒ふりおじいさんがやってくる。

寒い夜、鼻水をたらしながらおじいさんは
ここから、巣鴨と水道橋ではどちらが近いのか
私に尋ねる。

巣鴨だと答える。

えー!そうなんだ。ふ~ん‥ と、首をかしげる。

信号が青に変わる。

で、歩いたらなん分? と、質問は続く。

15分と答える。

 えー!そうなんだ。ふ~ん‥ と、首をかしげる。

信号はチカチカ点滅し始める

朝くる時は分かんなかったな~ で、なん分? と、質問は繰り返される。

信号は再び赤に変わる。

15分と答える。

おじいさんは、ありがとう~ と、棒をふりふり現場に戻る。
私は信号が再び青に変わるのを待つ。


としを取る‥ということは、こういうことなんだ‥と
しみじみ思う。



つがね食堂   ママン


2014年2月8日土曜日

シャトルシェフ

シャトルランチ


東京で長く働く私は、永年勤続のご褒美で
シャトルシェフ(鍋)をもらいました。

10分くらい加熱して専用容器に入れておけば
料理の続きを鍋がしてくれるという
スグレものです。

のら弁でも、シャトルシェフは活躍してくれます。

カレーにハヤシに。
とってもなめらかな仕上がりになるのです。

お外で食べる温かいカレーはキャンプのようで
楽しいものです。
しばし会話がはずむのです。



つがね食堂   ママン


2014年2月7日金曜日

やっちゃば

リサイクル箱入りボニータ

一昨年の津金ファームは豊作ボニータでした。

レストラン、道の駅、などに卸させてもらうほか
やっちゃば(甲府にある卸売市場)にも持って行きました。

やっちゃばには、いろんな農場から、いろんな野菜が集まります。

津金ファームのボニータは、ひと際に美味しそうです。
親のヨクメのようなものです。

やっちゃばの値つけはギャンブルのようです。
需要と供給のバランスで価格は決まります。

高値でもらわれて行くと、やっぱり嬉しいものです。



つがね食堂   ママン

2014年2月6日木曜日

進化と退化Ⅲ

ジャングルかぼちゃ②


出稼ぎ中の夫の仕事はシステムエンジニア。
農業とは遥か遠い場所にあるような仕事。

数ヶ月で、ある程度のまとまったお金を稼ぐ。
そして夫は、農業とはまるで違う疲れ方をする。
嫌な汗をかくような疲れ方。

どちらも必要な仕事なのだと思う。

システムを作るこは、人間の仕事を便利に軽くさせる。
食べ物を作ることは、大げさに言えば
命をつなぐことができる。
美味しいものを作れば、喜んでもらうことができる。

夫はさて、進化しているのだろうか。

前に歩いていることは
確かな気がする。



つがね食堂   ママン




2014年2月5日水曜日

進化と退化Ⅱ

ジャングルかぼちゃ①


尊敬する東海林さだお(漫画家)先生の
本に書かれていたこと。
 
昭和30年代くらいの暮らしでいいと思う。
冷蔵庫はあったほうがいいと思うけど
勝手に氷まで作らなくていいと思う。

テレビはあったほうがいいと思うけど
リモコンまではいらないと思う。

と、いうようなこと。
さすが、東海林先生です。



つがね食堂   ママン


2014年2月4日火曜日

進化と退化Ⅰ

苗かぼちゃ


私はラジオを聞くのが好きです。
NHKのAM放送。

先日、夜の番組に出ていた俳優さん。
知らないひと。声からすると若いひと。

そのひとが、進化は退化でもあると思う。
物事が進化することで、人は便利さにまかせ
考えなくなったり、しなくなったりするのではないか。

と、そんなような話をしていた。
若いのによく考えているひとだ。



つがね食堂   ママン

2014年2月3日月曜日

明野ひまわり


明野ひまわり

昨年の夏は暑かった。ほんとうにもう、暑かった。

午後からののら仕事。もうギブアップで、軽トラ前の
わずかな影でうなだれていると夫が
「明野に行って休憩しよう」と。

ホイホイついて行く。
急に元気になる。
口数が多くなる。

明野はひまわりで有名です。
ひまわり壮観です。
各地からひまわり目当てにひとが集まってきます。
若いカップルが多めです。

この暑いのに手なんかつないで‥ブツブツブツ‥
私は悪態をつきます。

善良な観光客のみなさんに、軽トラの中で聞こえない
ようにひとしきり悪態をつきます。
ついてスッキリして津金にもどり、のら再開です。

「あ~涼しくなったね!」と、安心して見た温度計は
34℃でした。




つがね食堂   ママン

2014年2月2日日曜日

謙虚であるという事

 
でまち野菜

私は長いこと食べものを扱う職場で働いている。
でも、実際に食べものに触ったり、料理したりはしない。

食べものの現場監督のような仕事。
食べるだけの受け身でもこの仕事は成り立ってしまう。
 ちょっと怖い。

去年の夏。道の駅への納品で夫に同行した。
自分の育てた野菜を大事そうに納品する人たちを
見ながら、ガツンと感じ入った。

作りもしない、触りもしなくとも、経験から分かったような
気になり、そこそこの仕事はこなせ、管理職になる。
今の私になにがあるのだろうか。

人は、自分の手で育て、触り、作り、そして始めて
謙虚になるのだと、思い知る。

自分で手を動かさなければ。
自分の体を動かさなければ。

経験は絶えず動いて積み重なっているのだと思う。



つがね食堂   ママン


2014年2月1日土曜日

むらさきいんげん

窓際いんげん

お花屋さんの友人、Y子さん。
いわく、「むらさきものは売れる」
お花の世界でもだそうです。

このむらさきいんげん。
みどり色より売れました。
不思議なことに、茹でるとむらさき色は溶け
だらりとみどり色にかわります。

油を合わせると、きれいなむらさき色のままです。
素揚げにしてあしらうと
ぐっと美味しそうに料理を引き立ててくれました。



つがね食堂  ママン