2014年9月30日火曜日

ナンシー関



茶飲み話

先日のこと。
玉磨き(トマトをきれいに拭く)をしながら
昨今の音楽事情を嘆く私。

「昼休みに見たテレビで、人気だとかいう
ミュージシャンの曲を聴いたらね
歌詞がすごいんだ。一字一句説明するの。
そうじゃねぇ!~こうじゃねぇ!~でも、こうだろう!
そんな自分を大切に~みたいな。
チョーチョーチョーチョー、チョーうざい!
音楽ってそういうもんじゃないんじゃないかな
と、興奮して話す私に

「やっと君も分かって来たようだね」
と、天空から夫は答えました。
真下に私を見据えて答えました。

「ナンシー(ナンシー関:ケシゴム版画家)が昔
”時代はどんどんベタな方に向かっている‥”
と嘆いていたけれど、本当にそうだね」と。

そうか私のもっとも尊敬する
ナンシーさんが、そのようなことを言っていたか
やっぱりナンシーさんはすごいな。
ナンシーさんは私の道しるべだ。
なんでもういないんだろう。
最期にマンゴープリンを食べて亡くなったというナンシーさん。
Respect.



つがね食堂   ママン