2014年9月6日土曜日

玉磨き


めをと噺


それは、津金ファーム用語で、収穫した真っ赤なトマトを
ピカピカに磨きあげることを指します。
「じゃ私、玉磨きやるね!」(私)
「じゃ俺、選別やるわ」(夫)
こんな具合に。

玉磨きをしている時は、よもやま話タイムです。
最近のおもしろ話。むかし話。などなど。
上司の悪口も言います。
ふんふんと聞いた夫が、一緒になって上司の悪口を
言ってくれると、大変満足します。
でも、最近のダントツの話題は、つがね食堂について。
お店をどんな雰囲気にするか。
どんなメニューにするか。
音楽はどうする?などなど。
問題は山とあったとしても、それはそれです。

夫との、かれこれ何十年の付き合いの中で
体当たりのバトルを繰り広げた日々。
夫との闘い。
自分との闘い。

そして今、玉を磨く手を休めて、お茶をすすりながら
このひとと、やっと茶飲み友達になれたのだな
と、しみじみ思うのです。
ボニータちゃんの真紅に磨きあげられる玉を愛でながら
ずいぶん、遠いところに来たんだな
と、しみじみ思うのです。



つがね食堂   ママン