たまたま、「真夜中のカーボーイ」のテーマ曲を耳にし、
おっ!じゃ、久しぶりに観てみるか!と。
「真夜中のカーボーイ」→「卒業」→「クレイマー、クレイマー」と、
ダスティン・ホフマンづいてしまいました。
「真夜中のカーボーイ」(1969年)は、やっぱり何度観ても好きで
ダステイン・ホフマンの臭い立つような存在感も印象的で。
「卒業」(1967年)は、こんなんだった?えーー!これ?
っていうくらい、若いころに観た印象と今受けるそれと
かけ離れていて、失笑。
「クレイマー、クレイマー」(1979年)は、
子供がご飯を食べずアイスクリームを食べ、
お父さん激怒のシーンが印象的だった…くらいの記憶でしたが、
今観ると、まったく違う。
びっくりするほど、いい映画でした。
特に、後半の裁判所でのシーン。
前半の、それぞれの思いを微妙な台詞や仕草にしのばせる
物語の重ねかたも、分かりやすく簡潔にできていて。
何が…って、それぞれを思いやる気持ちが
こんなにあふれていた映画だったんだ…と、感動。
自分のコアはどこまでも強固にあるけれど、
どうしようもなく修復できない関係もあるけれど、
でも、相手を思うことはできるのだな…と。
思いやる…ということについて、
今更ながら深く感じ入りました。
つがね食堂 ママン