青空津金 |
ある日のこと。
別件があり、のら仕事をせずに津金の
おいしい学校で野菜などを買い
基地へと続く一本道を歩いていると
先の方で、けげんそうにこちらを見ている
三人娘(アラウンド80歳辺り)が。
「どうも」と頭を下げると
「ハテ?」という表情の小さいおばちゃん。
私が何者であるか告げると、やっとガテンが行き
「トマトのお兄ちゃんの奥さんジャン!
え~若いジャン!まぁ~」
と、まるで照れたように、若い若いを連呼。
つられて、ほか2名のおばちゃんたちも
若い若いを合唱しはじめる。
ひとり様から都合15回は若いと言われた。
確かに、80代のおばちゃんたちから見れば
50に手のとどく私は若い。
若いが…若いのだろうか…と
下を向いて歩きながら基地に到着。
ミュージックを聴きながら種まきしている夫に
開口一番
「今、若い若いっていわれたよ」
と、告げる。
なんだかんだ言ってうれしいのだ。
若いと若いと言われると、照れながらもうれしいんだ私。
ハハハ。年をとったもんだな~と
最終的にしょんぼりするのでした。
つがね食堂 ママン