2014年5月11日日曜日

自給自足


ねびろ(のびるともいう?)

夫の最終目的地は、「自給自足」。
もう何年も昔から言っています。
そんな無謀なことをと思っていましたが
なんだかんだ言って、それに近づこうとしているさまは
たいしたもんです。

春の津金は沢山の山菜がとれるらしく
地元のひとのみならず、遠方からのひとや
別荘族のひとなども山や林に入っていきます。

今年はよもぎとりに目覚めた私ですが
山菜や野草を生活の中にとりこむことの豊かさに
あらためて開眼しました。

思い立ったが吉日、「これはもしやかんぞうか?」
と、かんぞうらしき草を引き抜き、でもまるで自信がないので
お隣のスーパーIさんにたずねに行くと
「どうだろうね~わからねえなぁ。山菜はうんと種類があるだからね。
食べられるものがうんとこの辺にはあるだからね~」と。

かんぞうもどきをポイと捨て、しょんぼり肩をおとして帰ろうとすると
「あったあった!」と、大きな声でIさん。
かけよると、両足を投げ出して穴を掘りながら
「このへんじゃ、ねびろって言うね~茹がいて酢味噌や
しょうゆをかけて食べるとうまいよ。茹がき過ぎるとダメだ」と
掘ったのをたくさんくれる、さりげなやさしさIさん。

摘んだよもぎと、もらったねびろをかき揚げに。
美味しいな~
春の味だな~
これも自給自足かな~
いいもんだな~

おいしいよ!

本気で自給自足生活しているひとからは
バカヤローと言われそうですが。



つがね食堂   ママン