とある日。
つがね食堂には、3組6名のお客さまが
それぞれにくつろいでおられました。
そんなまったりした昼下がり、
迷いおじさんが、つがね食堂に迷い込んでらっしゃいました。
迷いおじさんは、2つのキーワードで
目的地を示されました。
が、食堂のおばちゃんはよく分からず
ぼんやりしていると、
すかさず油屋番頭さんが登場。
迷いおじさんの意向を確かめ、
まずは1組め、ご常連のN夫妻にボールを投げます。
N夫妻は持てるアンテナを立ててくれるもやはり分からず。
すると、お次のボールはつがね食堂2回目のご夫婦に。
ご主人がスマホでサササッと検索。
で、解答が出たか!明野が目的地だ!!
とやや決定しかかると、
そのまた次のボールをキャッチした、
明野在住の、おいしいおいしいタルト屋さんの娘さんが
「明野にはそのような場所はありません」とヒトコト。
一同ふりだしに戻り。
油屋番頭さん、再度
迷いおじさんに目的地の聞き取り調査。
すると、つがね食堂ほど近く
三代校舎に行きたかったのだと判明。
無事、迷いおじさんを送り出した後、
なんだか妙な安堵と連帯感につつまれたつがね食堂。
ご協力下さったお客さま、大変ありがとうございました。
そうして、こんな風に迷い人にもやんわり
気持ちよく対応して下さるつがね食堂のお客さまたち。
ほんとうに、ほんとうに
どうして??
どうして、皆さんそんなに気持ちのよい人たちなのですか。
いつも思うのですが、つがね食堂のご自慢は
何といっても、お客さまたちです。
ほんとうに、ありがたいことだと感謝します。
つがね食堂 ママン