2016年に借りていた本を返しに
すたまの森図書館に行くと、
山之口 貘の詩集が。
あらっ!と、借りて久しぶりに読みなおしてみました。
相変わらずおもしろく読んだので
ソファーに腰掛ける夫に朗読して聞かせます。
「決して悪くないよ。悪くないけど、
貘さんは何で何度も何度も推敲したのだろう…
百閒先生(内田百閒)が推敲を重ねるのはよく分かるのだけど…」
と、相変わらずの、
貘さん推敲魔の意味が分からないという夫の感想。
いいのです。
分かってもらえなくてもいいのです。
一枚の紙が貴重な貧乏暮らしなのに…
無駄に見える推敲を重ねる貘さんの…
そうするしかない貘さんの…
いいのです。
私にはその意味が分かるから
いいのです。
つがね食堂 ママン