開店当初、素敵なご夫妻が来店下さいました。
また来て下さらないかな~と
心まちにしてから、
夢がかなったように毎月来店下さいます。
お二人で楽しそうに食事をされ、
時々私もお話にまぜてもらいます。
たとえば、おうちにやって来る
キツツキやリスや鹿の様子。
たとえば、下諏訪の万治の石像のお話。
どれもこれも興味深く、おもしろいお話を聞かせてもらいます。
ひとつのことをお二人で楽しんでらっしゃる様子に、
いいな~こういうささやかな日常の積み重ねが
夫婦としてあるために一番大切なことなんだろうな。
と、 原点を見せていただくような気がします。
12月のご来店の時、
奥さまがかばんから小箱をとり出し
私に渡して下さいます。
負担にならないものだからね、と旦那さま。
来年の干支の箱が気に入ったの、と奥さま。
小さな包を開けると、こんぺいとうの入った
お猿さんのかわいい小箱。
お二人の人柄がにじみ出た小箱を手にした時
お二人の人柄がにじみ出た小箱を手にした時
心がいっぱいになりました。
他のお客さまがいらっしゃらないと
楽しいおしゃべりに混ぜてもらい
他のお客さまがみえると、切りのいいところで
おつりのいらないようにお代を机の上に置きお帰りになる。
さりげなく見えるけれど、とてもあたたかい気遣い、
絶妙の距離感でかけて下さるあたたかい言葉。
憧れます。
私もいつか、そうなりたい。
お二人のように豊かになりたいです。
来年3月、また!
と、お別れしました。
来年3月、またお会いできるよう
つがね食堂がんばります。
つがね食堂 ママン