2018年10月21日日曜日

災害その後


先日、お休みをいただき、7月の豪雨災害で
全壊してしまった、瀬戸内海の島に建つ家の
解体に向け、もろもろを片付けるべく、
広島に向かいました。
新幹線から降り、在来線に乗り換えると
「がんばろう!広島」
そうか…
一見、いつもと変らぬ故郷に見えるのだけれど、
そうなんだな…

島に向かう車窓から見える山肌は、
所々、木々が根こそぎなぎ倒された痕もあり、
その当日はどんなにか怖かっただろうな…と。

島に到着し、お世話になっている方に
またまたお世話になりながらもろもろを済ませ
ひと段落。
辛い時にさりげなく手を差し伸べて下さる、
ひとの優しさ有難さを痛感しました。
本当に感謝しかないです。

そして、残念な事に被災者が被災者を責めるという
現実も目の当たりにし、複雑なしこりが残ってしまいました。
自然災害は、これはもうどうしようもない事ですが、
自然災害の後、せめて助け合える世の中であって欲しい…
いや、どんな形であっても、
少なくとも被災者が被災者を責める、
加害者扱いするような事をしてはいけないと
心に刻みました。

どうしようもない困難に逢ったとき
タフであれるよう、人間としての理性を失わないよう、
おかしな正義を身にまとわないよう、
できればそれでも人を思いやれるよう、
日々精進していこうと、改めて思いました。

1週間の休業をありがとうございました!

つがね食堂   店主