初めてのお盆。

この春、

人生の最後をきっちり見せて下さった

津金の先輩が逝かれ、初めてのお盆を迎えます。

去年の春、

「そろそろ人生の最終章に来たわ…」と、

遠くを真っ直ぐ見つめてそう言う先輩に、

何も言葉を返せない。

だれにでも言える言葉ではない、

これまでの道のりが全部詰まったその一言に

私は自分の言葉を全部のみこみ、

すごい体験をさせてもらった。

今年の冬、
「かきフライ食べたかったな～一緒に食べようね」と、
明るい声で電話を下さったのが最後の会話。
悲しいけど、それだけじゃない。
私もこんな風にありたい。
道のりは遠いけれど、
こんな風にあれるよう、生きていかなきゃ
いけないんだなぁ。

津金の大切な、大好きな先輩。
晩年のほんの少しの時間だったけれど、
出会えることができて、本当に幸せでした。

初めてのお盆。
会いに来てくれないかなぁ。



つがね食堂　　　ママン